久しぶりに足を運んだスキー場は、自分が知っていた昔のスキー場とはまるで別の場所になっていた。
いちばんの驚きは、耳に入ってくる言語だ。リフト待ちの列、レストハウスの喧騒。そこには日本語よりも、英語、中国語、韓国語が飛び交っている。かつてコアなスキーヤーだけの聖域だった場所が、今やアジア、さらには世界中から注目されるスノーリゾートへ変貌を遂げていた。
なぜ、彼らは日本を目指すのか
円安の恩恵はもちろんあるだろう。しかしそれ以上に、JAPOW(Japan Powder)と呼ばれる圧倒的な雪質への信頼が、世界中のスキーヤーを引き寄せている。
その一方で、かつての活気が戻った喜びと並行して、微かな寂しさも覚える。地元の食堂がラグジュアリーなバルに変わり、リフト料金はかつての倍に迫る。けれど、これもまた変化の過程なのかもしれない。
アラフォーの視点
子どもを連れて滑る今の自分にとって、この変化は多様性という新しいスパイスだ。外国人のインストラクターが楽しそうに子どもたちを導く光景を眺めながら、親世代の自分たちも、古い固定観念を脱いで新しい雪山の楽しみ方を組み立てるべき時が来ているのだと感じた。
